
I want to ride my bicycle
CGプロデューサーの杉本です。こんにちは!
(記事執筆時の2021年12月は)シベリア高気圧がプレッシャーをかけてきて、いつの間にか冬のフォーメーション。
関東平野は乾季を迎え毎日晴れとなります。年末草々師走のみぎり、とりあえず走らずにはいられません。
今回はフレディ・マーキュリーだって叫んじゃう自転車の魅力をお伝えしたいです。
彼はStar Warsより好きって歌うけど僕は両方大好きです。第四制作室だからね。
私3Dツールがちょっぴり得意です。その特技を生かしてフルスクラッチしてみましょう。
※本記事は2021年12月にスパイス社内報に掲載されたものです。

CGでフレームをデザインして設計図に落とし込み、制作は中国の工場にお願いします。
上のようになかなかの精度です。
自転車を複数台持つことに疑問を持ったなら玄関で自分の靴を数えましょう。同じ事象です。
今回はシンプルにギア一枚のピストバイクを作ることにしました。
せっかくなのでアイデアを二点
・ブレーキを目立たない位置に取り付ける
・チェーンでパンツの裾が汚れない様にする
3Dツールを使ってイメージと設計を固めます。
不安もあるでしょうが、ここはセルフィッシュなモノづくりを目指します。
誰にも分からない何の価値もない事に心を砕いてこそヲタクの本懐です。

デザインが終われば数字に落として工場に制作を依頼。
何度か図面に赤を入れあって合意します。
問題点については工場側から指摘してくれる部分もあり、できる限り我儘を言います。うん。たぶんイケる。大丈夫ちゃうかな・・・

二か月くらいキリンみたいに待ちましょう。必要な部品が届きます。

組み立てます。設計をミスっていないことを祈る。

なんとなく上手くいっていますね。次は名前を付けます。
愛するためには名前が必要です。

今回はイラレでロゴとマークを作って、真鍮板に転写。
エッチングして切り出して染色して磨いて作成。スモーキーな肌触りで余は満足である
そして完成!GROOOOOOVY!!!!
懸念のブレーキはクランクの裏にトライアスロン用のものを直付け。
このマウントの設計が今回の一番の課題で語りたいことは100万語以上あるけど自重します


チェーンで足が汚れる問題はチェーンの代わりにベルトを使用することで解決。
削り出しの金属の質感が個人的にグッとくるところです。


クランクは自転車の顔。ここに手を抜いてはいけないというマイルールがあり、どこまでも納得のいくものを探しにいきます。
ebuy・・・alibaba・・・esty・・・インターネットなら世界の果てもそう遠くない。
CYCLING
みんなサイクリングにいこう。





