
日本一海に近い駅へ行く
おつかれさまです! デザイナーのNです。
流行り病の前には、よく18切符を利用して日本各地に出かけていました。
そこでよく出てくる「日本一〇〇駅」、「日本一のモグラ駅」や「日本一高い場所にある駅」などいろいろありますが、今回「日本一海に近い駅」について独断と偏見でご紹介したいと思います。
※本記事は2023年7月にスパイス社内報に掲載されたものです。
みなさんがイメージする「日本一海に近い駅」というと、どこでしょうか。 江ノ電の「鎌倉高校前駅」や旅のポスター、パンフレットによく出てくる四国の予讃線「下灘駅」などがあると思いますが、どちらも「海に近い」ではなく「海が見える」駅かなぁーと独断と偏見で思っています。どちらもとてもいい景色ですが。。
じゃーどこなんだと。。
車窓は、こんなところや

こんなところ、

こんなところを通過します。

上の写真を見て、ピンと来たあなた! かなり鉄分高いですね!
そう、鶴見線「海芝浦駅」です!
東京駅から約40分で「日本一海に近い駅」に行けます!

ドアが開けば、目の前にきらきらと光る海。
正面には、首都高速湾岸線の鶴見つばさ橋、左を向けば市松柄のタンクが見える。
そしてたまに行き交う船。ホームに降り立っただけで、普段目にすることのない景色が広がっています。


そしてホームの横は海です! 見えるじゃなくダイレクトで海!
釣りでもしようとすればできちゃいそう。。(ですが、たぶん、釣りすると怒られます)

この「海芝浦駅」は、京浜工業地帯を走る鶴見線、海芝浦支線の終着駅。この駅、東芝の敷地内に駅があるので、改札の外へは東芝の関係者か、許可を得た者でなければ改札を通り抜けることができない「出られない駅」になっています。まさに都会の中の秘境駅! しかも電車でしか行けない、車や徒歩でさえも行くことができない秘境中の秘境駅です!
なので、他に何かあるといえば、何もありません! あるのは海と入ることのできない工場と非日常感のみ!
15分、「日本一海に近い駅」を堪能できたら乗ってきた電車の折り返しで戻るか、
まだ堪能足りないって場合は、駅からは出られませんが、駅の先に一応小さな公園があるので電車を一本やり過ごして1時間、ベンチでのんびりするのもいいかもしれません。
おすすめ時期は、いつ行ってもそれなりに楽しめると思いますが、冬のキンキンに寒い日の夕方です! 夕焼けとライトアップされる工場群や首都高速湾岸線、鶴見つばさ橋を見ながら黄昏てください!
鶴見線「海芝浦駅」、何気に夜景も楽しめる「日本一海に近い駅」です!
おまけ
この鶴見線、他にも魅力的な駅があるのでご紹介します!
「国道駅」です。この「国道駅」の名前、国道横にある駅だから「国道駅」になったようです。なんて安易なと思いますが、駅がなかなか昭和レトロな感じで、連続するアーチに萌えます。

他にも鶴見線沿線、工業地帯を走る路線なので、非日常感を感じられます。
工場萌えや昭和レトロが好きな方は、是非「日本一海に近い駅」に行ったついでに巡って見てください!