• スパイスのベースが見えるクリエイターマガジン

Focus ON!!「バーチャルプロダクション」

こんにちは!モーションキャプチャー事業部のSです!
モーションキャプチャー事業部による連載記事「Focus ON!!」では、スパイスが取り扱うモーションキャプチャー製品をもっと知っていただくだめの企画をお届けします!

さて、今回はバーチャルプロダクション特集です!
今までモーションキャプチャー関連の商材だったのですが、今回は3DCGと実写の合成を可能にする「EZtrack」について
技術のWさんと私でご紹介します!

※本記事は2025年3月にスパイス社内報に掲載された記事を元に、2025年9月現在の情報を一部加筆したものです。


今回ご紹介する「EZtrack」は2023年に出展した展示会「InterBEE」にてグリーンバックでのデモンストレーションを行いましたので、もしかするとご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その時の様子を動画にまとめてありますので、ぜひそちらもご覧ください!

Wさんから見た「EZtrack」

どんな製品?

EZtrackはバーチャルプロダクション撮影を行うために用いられる製品です。

みなさんも、実写のアナウンサーとCGの背景を合成したニュース番組などを見たことがあると思いますが、これらはバーチャルプロダクションという技術を使って撮影されています。
実写とCGを合成するバーチャルプロダクションにおいて、違和感のない映像づくりをするためには、実写の世界のカメラワークとCGの世界のカメラワークを一致させる必要があります。

EZtrackは、現実のカメラマンの行ったカメラワーク(ズーム、フォーカス、移動)を合成ソフトウェアに送り、CGの世界のカメラにも全く同じ動きをさせることができます。

ココがイチオシポイント!

EZtrackはあくまでカメラワークの情報を合成ソフトウェアに送る機械なので、カメラワークを検知するためのセンサーは別途必要です。
そして実は、そのセンサーとして、私たちの部署で取り扱っているモーションキャプチャカメラを使うことができます。
これがモーションキャプチャ事業部的に一番の推しポイントではないかと思います。
すでにモーションキャプチャカメラを導入してくれているお客さんはたくさんいらっしゃいますので、今後EZtrackも導入してくれたら、熱いですよね….。

あとは機能面で言うと、EZtrackと連携できるレンズの歪み計算ソフトが優秀で、違和感のない合成映像ができるとお客さんからの評判も上々です。

逆にもっとパワーアップしてほしいこと

ハード面でいうとEZtrackとPCを繋ぐコードが減ったら、今よりもっと取り回しやすくなると思います。

あと、これは我々の努力次第というところでもあるのですが、国内の導入実績を増やしていけたら、より信頼してもらえる製品になるのかなと思っています。

この製品でやってみたいこと、またはやったことで良さを実感したこと

2023年の展示会で、弊社の企画演出部の映像チームにご協力いただき、アクションシーンを撮影してもらいました。
EZtrackの取り回しの良さを生かした、迫力のある面白い映像が撮れたと思います。

このときは実写の人物とバーチャルな背景の合成でしたが、今度はモーションキャプチャ事業部の強みも生かして、バーチャルな人間と実写の背景を合成して何かできたらなと思っています。

記事担当Sから見た「EZtrack」

どんな製品?

バーチャルプロダクションをするための製品です。
「Focus ON!!」ではモーションキャプチャー(人の各所を捉える)の機材をメインに紹介してきましたが、今回はまったく別物になります。

ここ最近だとVtuberやキャラクターコンテンツのARライブとかよく見ますね。
キャラクターの後ろにカメラがあって、実際のお客さんと合成するとか……
大河ドラマとかCMとかでも、グリーンバックやLEDビジョンの中に実写の人間や物体が自然と溶け込んでいます。言われないとわからない作品が増えてきた印象です。

なぜ、その毛色の違う製品の取扱いが始まったかというと、スパイスのメイン製品である「OptiTrack」と一緒に使用することができるからです。
Wさんも仰っていましたが、バーチャルのカメラとリアルカメラ(実写撮影用カメラ)の位置を正確に合わせることがバーチャルプロダクションをやるうえでは必須となっています。

OptiTrackはリアルタイムで1mm以下の精度がだせるので、ズレなくリアルカメラ(実写撮影用カメラ)をトラッキングすることができるのです。
また、キャラクターとリアルな人間が共演する番組を制作したい!とかあれば、OptiTrack×EZtrackでどっちも叶えられます!

ココがイチオシポイント!

EZtrack自体は、PCとカメラを繋ぐハブの役割を果たしているのですが、見た目がスタイリッシュだなと思います。
実際のカメラに設置した場合でも、わりと溶け込んでいるように思います。

スパイスとしてはOptiTrackと一緒に使用できるところを推したいところですが、
他のトラッキングシステムとも相互性があるのがいいところだと思います。

EZtrackと同じ機能を持つ別のバーチャルプロダクションシステムをお持ちの方でも、EZProfile(レンズの歪みを直すソフトウェア)なども提案できるところを、営業マーケティングのAさんが発見してました!
本当にぴったり合っていて、これは売れるぞ…とAさんが言ってました。

逆にもっとパワーアップしてほしいこと

色々なトラッキングシステムと使用できることはいいことなのですが、逆にトラッキングシステムによって精度が左右されてしまうので、何かしらで精度が担保されるといいなと思います。
知名度広がるといいな~。

この製品でやってみたいこと、またはやったことで良さを実感したこと

この前お客様にEZprofileを納品した際に、メーカーが保障してないカメラレンズでも対応ができたんです。OptiTrackと違って映像や放送系の知識が無いと提案できない製品なので、Aさん様様な感じがしています。
あとはシンプルにバーチャルプロダクションのシステムを初めて見たのがEZtrackだったので、まずそこに感動しました。昨年のInterBEEでは実写背景にCGのキャラクターを合成したのですが、かなりかわいかったです。実際に無いものがあるように見えるって結構面白いです。今度は妖精とか飛んで欲しいです。

EZtrackでやりたいことというか、バーチャルプロダクションで映像作品を制作するならサマーウォーズみたいな世界観のCGを実写でやってみたいですね。浮遊感とか出すの大変そうですけど、やりがいありそうです。

最後に

今回はバーチャルプロダクション特集として、「EZtrack」をご紹介させていただきました!

少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいなと思いつつ、文面だけだと伝えづらいところもあります。。。
ご興味ある方は弊社オフィスでデモも行っていますので、ぜひ体験しに来てください!

また、先日、新製品紹介のMOCAPセミナーを自社スタジオで開催しました!
アーカイブをYoutubeでご覧いただくことが可能ですので、ぜひご覧ください!


スパイスのモーションキャプチャー製品にご興味のある方は以下のリンクより製品紹介ページへどうぞ!
また、製品のデモをご希望の方は、この記事の下部にあるフォームよりお問い合わせください!

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