
RUNはいいぞ!
どうも、アートディレクターの柿崎です。
ただでさえ運動不足になりがちなこの仕事。
皆さんは、普段から何か運動らしきものはしていますか?
僕は去年1年間、本当にたくさん走りました。
もしかしたら人生で一番走った年かもしれません。
平日の朝も、休日の昼も。
ほぼ1年間にわたって、あらゆる場所を走り込みました。
なぜ、そんなに走ったのか?
その答えは記事の最後に用意してあります。
ともかく、今日はそんな去年の自分のRUN生活のうち、
おすすめコースをいくつかご紹介したいと思います。
※本記事は2025年2月にスパイス社内報に掲載されたものです。
多摩を走ろう!
距離:約32km
場所:東京都多摩エリア(聖蹟桜ヶ丘→多摩境→南大沢近辺)
日常的なランニングコースは、地元の多摩エリアです。緑豊かな環境で、多摩川のランニングコースがあるのも魅力。のびのび快適に走ることができます。平日の朝は片道20分のコースを行きだけ走り、帰りは無理せず歩きます。朝のRUNは運動とセロトニン摂取を兼ねているのです(秋田生まれなのでセロトニンが慢性的に不足気味)。
時間のある休日は思い切って遠出を。MAPは過去最高の走行距離を達成したコース。疲れたら無理せず歩いて、元気になったらまた走る。そんな感じで、行けるところまで行きます。多摩は道も広々としていて、基本的に走りやすく、長距離RUNにもおすすめです。
左上:多摩川沿いの抜けの良いランニングコース。タワマンも見えます
右上:新緑の季節は気持ち良さも倍増
左下:秋の楽しみは色鮮やかな紅葉
右下:寒くなると渡り鳥の群れがやってきます
鎌倉を走ろう!
距離:約14km
場所:神奈川県鎌倉エリア(鎌倉→逗子)
最初は地元ばかりを走っていたのですが、ある時ふと思いつきました。
「電車でどこかに行って、その土地を走ると楽しいのでは…?」
そう思い、お気に入りの鎌倉へ。人の多い小町通りをぶらついた後、海に向かって走り出します。
海岸に着いたら左へ方向転換し、海を眺めながら逗子まで走ります。逗子にはマリーナがあり、ヨットがたくさん停泊しています。軒先にサーフボードが置いてある一軒家も少なくありません。
トータル距離は短めですが、海沿いの特別なコースです。
左上:鎌倉駅からまっすぐ行くと突き当たるあの海岸
右上:季節はまだ寒く、サーファーもわずか
左下:逗子の海岸沿いは日本らしからぬリゾートの雰囲気
右下:ヨットハーバー、馴染みのない風景なので新鮮
都心を走ろう!
距離:約22km
場所:都心エリア(新宿→神宮外苑→青山→六本木→虎ノ門→皇居→市ヶ谷→新宿)
新宿を起点として都心のさまざまな場所を巡るコースです。意外なほど緑が多く、高低差のあるコースなので、変化を楽しめます。この街とこの街がこんなふうに隣り合っていたのかという、電車移動ではわからない発見があります。
都心と言えば「皇居RUN」。ランナーが多いのでやや混雑した印象ですが、それもまた良し。
さまざまな建造物がぎゅっと集まった都心は、やはりランニングコースとして楽しいのです。
左上:千駄ヶ谷から外苑前あたりは大好きなエリア
右上:六本木から東京タワーを臨む
左下:皇居のお堀。都心にこれだけの自然があるのはすごい
右下:東京らしい風景には欠かせない外堀
湾岸を走ろう!
距離:約23km
場所:湾岸エリア(田町→レインボーブリッジ→お台場→ビッグサイト→新木場→夢の島公園→東陽町)
最後に、湾岸エリアです。山手線の田町駅を降りてスタート。かつてスパイスがあった街なので、個人的にも思い入れのあるエリアです。そのまま海に向かっていき、レインボーブリッジを渡ってお台場へ。
レインボーブリッジは長さ798mなので渡るのにそんなに時間はかかりません。お台場はすっきりと広く、その中に大きな建物が点在しています。広い道を東へ向かって走ると、じきにビッグサイトが見えてきます。
お台場は人口密度も低いので、ゆったりと快適に走れます。ビッグサイトを抜けて新木場方面へ。そこから北上し、夢の島公園をさらに北へ歩くとヨットハーバーが。この時は10月でしたが真夏のように暑い日で、日なたにいるとジリジリと日焼けしそうだったことを覚えています。
左上:レインボーブリッジから東京湾を臨む
右上:お台場に屹立するユニコーンガンダム
左下:道は広く人は少ない。そして空が広い
右下:逗子とはまた違った風情のヨットハーバー
RUNを始めた理由
これは、走り始めた2023年10月から翌年6月くらいまでの体重変動のグラフです。
ということで、走るきっかけとなったのは2023年9月末に受け取った健康診断の結果。過去最高タイの体重、そして胴回り…一念発起するには十分な理由でした。
もっと若い頃に、やはり運動で10kg以上減らしたことがありました。仕事が終わると毎晩のように走り、週2でジムに通ったのです。ただ、今は当時とは年齢が違う。この歳でも体重って落ちるものなのか?と懐疑的でしたが、続けてやってみたらちゃんと落ちた。
体重を毎日計り、家飲みを減らし(でもご飯はあまり減らさず)、そしてRUNを趣味にすることで、ついに約10kg減という目標を無事に達成できたのでした。めでたし!
ちなみに、走っている間って暇じゃないの?という質問をもらったことがあります。そうです。基本的には頭は暇になりますよね。
そこでおすすめなのが、Podcastや、Amazonのオーディオブック「Audible」です。安全のため、ワイヤレスイヤホンは片方だけつけて、走っている間はさまざまなトークを聴いたり、朗読を耳で聴いたりしています。小説は一冊丸ごと聴くとかなり長いので(トータル9時間くらいになったりする)、新書など短めの書籍を選ぶことが多いです。このおかげで、RUNの時間がさらに楽しくなりました。
何かを続けるためには、手応えを得るための報酬系の感覚(体重記録による変化の実感など)だけでなく、何よりその行為自体が楽しいと思えることがとても大切だと思うのです。
というわけで、「RUNはいいぞ!」という話でした。



