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作業BGMに聞く読書はいかがですか?

こんにちは!デザイナーのWUです!

皆さんはお仕事中に作業BGMを流すタイプですか?
自分は何か情報が流れていないと落ち着かないので、単純作業や、普段家事をするときによく流します!
音楽などはもちろんですが、今回紹介したいのは、オーディオブックです!いわゆる聞く読書ですね。

元々本を読むのが好きのですが、作業中は目も手も忙しいわりに頭だけは空っぽだから本を欲する時にめちゃめちゃ助かります!

自分は、Audible(オーディブル)というAmazonのアプリの会員に登録して気が付いたら数年たちました。
読む本と違う視点(聴点?)から、個人の趣味を混ぜておすすめのオーディオブックを紹介したいと思います!

※本記事は2023年11月にスパイス社内報に掲載されたものです。


おすすめのタイトルを紹介する前に、
オーディオブックを探すときに気にしているポイントを二つ。

1つ目は、「作業BGMとして」です。
自分は作業BGMとしてオーディオブックを聞いてる時に、大体2種類のジャンルにしています。小説か、軽い雑学です。理由は、頭に入りやすくて途中で聞き逃しても簡単に30秒くらい前に戻して楽しめるからです。
アプリに有名なビジネス書とか専門書とかもありますが、さすがにそういう勉強系の本はちゃんと時間かけてノート取りながら読みたいですね。数冊聞いて訳がわからなくなった感想です。(もうすでに読んだことがある本なら復習としてはいいかもしれませんが)

2つ目は、「ナレーター」です。
オーディオブックにおいてナレーターが命です。もはや内容よりも、ナレーターさんが聴き心地よく朗読してくれれば、中身がつまらなくても聞くのは楽しいです。このナレーターいいな!になって逆にナレーターの名前をかけてタイトルを検索したことも何度もあります。

この二つのポイントを踏まえて、「小説」「ライトノベル」「雑学」に分けて個人的に好きなオーディオブックを紹介します!

小説部門

往年の名作から最近の話題作まで幅広く、聞くだけだし大体聞き放題になっているので気楽に新しいジャンルに手を伸ばせて聞いて楽しいです。

「同志少女よ、敵を撃て」逢坂 冬馬
ロシアの戦争で話題になって本屋大賞も取った作品ですね。自分はその前に一回紙の本でも読みました。純粋にとても面白かったです!登場人物がライトノベルのキャラクターなみに個性的で、戦争の描写は、リアルなのかはわかりませんが読んでいて自然に頭の中に映像が流れていくように生き生きとしています。ナレーションは落ち着いた、洋画の吹き替えに出てくるような女性の声で聴き心地がよかったです。
「黒い家」貴志 祐介
怖すぎてどうにかなりそうになった作品です。先に言いますが自分はホラー耐性めちゃめちゃ強い自信がありますが、この作品では本当に恐怖を覚えました。内容はもちろん、ナレーターの方の演技が迫真で本当に恐ろしいです。そして自分はこの作者の本なら基本好みなので全部聞きたいですね。でも全部に一気に聞いてしまうともったいないので他のジャンル本も挟みながら聞いています。
「告白」湊 かなえ
映画にもなっている名作ですね。登場人物が一人称視点で告白している話なので、オーディオブックという媒体にドンピシャです。映画にも出演していた女優さんが朗読していると後書きの対談を聞いて知りましたが、本当にとても良いナレーションでした。自分も大昔に中国語版の小説を読んだことがあります。大昔すぎて内容を全部忘れてたのでオーディオでもう一回楽しめました。
「ザリガニの鳴くところ」ディーリア オーエンズ, 友廣 純
こちらも映画になっていますね。こういう洋書から日本語に翻訳された小説には癖があって読みにくい本もありますが、この作品はそんなことなくスラスラの頭に入ります。全部聞くのに17時間近く必要ですが、作業BGMなのでむしろお得です。湿地の景色の描写が細かくて実際に見ているような気持ちになります。そして全体的にのんびりと進んだストーリーの後半の追い込みはお聞き逃しなく!

ライトノベル部門

ライトノベルは登場人物の会話が多くて基本的にオーディオブックに向いてます。そしてアニメ化されたタイトルなら、実際に出演された声優さんが朗読を担当することもあります。個人的にWEB小説よりも昔の名作をもっと増やしてほしいのですが今後に期待ですね。

「本好きの下剋上シリーズ」香月美夜
AudibleのCMによく出ていた人気作品です。私もこの作品でオーディオブックにハマりました。アニメの主人公を担当している声優さんが朗読していますが本・当・に・すごくすごいです!そして最初の数冊は主人公が本を読みたくて苦労する話なので無性に本を読みたくなってそのままいろんな本を読みたくなります。3ヶ月ごとに一冊のペースで配信されていますが、最終巻まで聞くのは早くても2027年以降…!
「物語シリーズ」西尾維新
アニメの主題歌がとても有名な作品ですね。作者も文章の癖が強いと有名ですが面白さに評定があります。そしてこのシリーズはタイトルごとに担当ナレーターが変わるのですがなんと全員アニメに出演している人気声優さんが担当しています。キャスト的にはAudibleにあるシリーズで一番豪華なんじゃないかと勝手に思っています。好きな声優さんが小説丸々一冊約8~10時間くらい朗読してくれていますのでアニメ好きにおすすめです。
「裏世界ピクニックシリーズ」宮澤伊織
これは完全に個人的趣味ですね。女の子の主人公が裏世界で女の子と出会って怖い目に遭う百合SFホラー小説です。主人公たちは銃とかも扱うのでミリタリー要素もあって完全にWUに直撃です。そして実際ネットで有名な怪談が元ネタの話がたくさん出てくるので学び(?)もありました。ナレーションは最初ちょっと不慣れかなと思ったこともありましただどんどん上手くなって今はとても良い朗読をしてくれています(誰目線)。

雑学部門

物語を受け止める気分じゃない時に雑学を聞き流すのも、なんとなくためになる気分になります。YouTubeでジャガイモの歴史に詳しくなってしまう方にはぜひ聞くだけに特化したオーディオブックをおすすめします!こういうのは大体その時の気分で急に気になるものなので、聞いたタイトルを紹介します。内容は覚えているかどうか…….は、まあ、たぶん…。

「すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険」山本 健人
「やる気に頼らず『すぐやる人』になる37のコツ」大平 信孝
「日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い面白いことばの世界」国立国語研究所編
「ファスト&スロー」ダニエル カーネマン, 村井 章子


以上が、私の個人的な好みを混じえておすすめするオーディオブックでした!
私と同じ、元々読書が好きで、作業中も耳だけでも本を摂取したい方や、文章を読むのが苦手で、朗読を聞くのなら…!という方にもぜひお薦めします!

おまけに、
オーディオ関係ないですが、ただただ好きな本も少し紹介します!

「新世界より」貴志 祐介
上でも紹介していた貴志祐介さんの名作ですが、アニメも小説も大好きなのにオーディオブックは出ていません…!定期的に検索にかけたり、リクエストしたりしています笑
「ハーモニー」伊藤 計画
これ以上共感できる作品はいません!というくらい読んでいる時に全身に激震が走った作品。オーディオブックはありますが、女の子がメインの話なのに男性がナレーションを担当していて自分に合わなくて…
「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ
この流れでこれ?!でも本当に大好きです。

こんなにも聞く専門のオーディオブックを紹介しましたが、やっぱり作業しながらではなく、本だけに専念して目で文字を追う方が中身に没頭できて、それでしか得られない感動がありますね。

そして写真集とかデザイン・アート系の画像がメインの本は流石に紙でしか読めませんね。AudibleやKindleにも手を出しながら、WUは家の本の置き場所に困っています…!


以上です!
オーディオでも紙でも電子書籍でもみなさんのおすすめの本も、ぜひ教えてください!!!

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