
Sculpt GLでモデルをつくってみよう!
こんにちは! CGデザイナーの井手です。
今回は「3Dで遊んでみたシリーズ」として、無料で誰でも使用できる「sculptGL」で遊んでみようと思います!
※本記事は2021年7月にスパイス社内報に掲載されたものです。
「SculptGL」
「Sculpt GL」はアプリケーションをダウンロードする必要がなく、webブラウザ上で動くのでだれでもすぐに始められるスカルプトソフトです。
完全無料のソフトでサイトにアクセスしてすぐに使うことができます。
スマホ、タブレット端末でも使うことができます。
指でも操作できますが、アップルペンシルや、PCでペンタブレットを使用して使うのが一番使いやすいと思います。
まず、web上で「Suculpt GL」を検索。一番上にでてきます。
- ※日本語にも対応しています
- https://stephaneginier.com/sculptgl/
開くと球体がデフォルトで表示されています。
こちらをコネコネすることでモデルができていきます。
(最初のモデルはシーン/sceneからキューブ、シリンダー、トーラスを選ぶことができます。)
背景をドラッグするとオブジェクトを回転してみることができます。

起動した最初の画面
右側のツールタブで色々なペン先を選ぶことができます。
半径の値を調整することでペン先の大きさを、明るさでツールの強さを調整できます。
デフォルトで、一番下の欄の「対象」にチェックが入っています。
こちらが入ることで左右対称にペンで描くことができます。

左右対称に顔を描いてみた
制作開始!
私も簡単なモデルを作っていこうと思います!
<変換/Transform>ツールで形状を卵型にします。

縦方向に引き延ばして卵型に
<マスキング/Masking >ツールで耳を出すところをマスキングして、
その部分を<反転/Invent>しました。

暗くなっているところはマスキングされているので変形ができなくなります
<ドラッグ/Drag >ツールで耳の部分を引き上げます。

マスキングされていないところをにゅっと
耳を整え、鼻の部分を作りました。

粘土細工のように成形します
完成品がこちら
そこから何時間後…完成しました~!
私が作っていたのは狐面です。
ペイントは<ペイント/paint>ツールでできます。

Sketchfabにエクスポートするとこのような3Dビューでモデルを確認できます。
- ぐりぐり触ってみてください
現在のモデルにはテクスチャがなく、体そのものに色が付いている状態なので
「Mesh Labde」(3Dデータ編集・変換ソフト 無料でダウンロードできます)で
テクスチャを作成して作ったモデルを書き出して3Dプリンタで印刷することもできます。
スカルプトソフトはデジタル粘土とも呼ばれていて、子供でも楽しめるのではないかと思います。
暇つぶしに皆さんもぜひ遊んでみてください。
より複雑なものを作りたいのなら、
本格的なスカルプトソフトZBrushの無料簡易版 ZBrush Core miniもおすすめです。